学会概要

理事長あいさつ

2026 年 10 月に岡浩一朗先生から理事長を引き継がせていただきました。岡前理事長の方針を継承しつつ、さらなる学会の発展に向けて尽力していきたいと考えております。2029 年 9 月までの任期となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本学会は、会則第2条に定められているように、運動および身体活動と健康に関連する疫学研究を発展させ、研究成果を社会に還元し、人々の健康の保持・増進に寄与することを目的としています。この目的を達成するため、① 運動疫学研究に関する普及啓発および教育事業、② 国内外の関係機関、団体および学会・研究会との交流、研修、連携活動、③ 学会誌の刊行、④ 学術総会等の開催、⑤ その他、本学会の目的達成のために必要な事業を行っています。

身体活動・運動は、健康づくりのみならず、健康寿命の延伸、生活習慣病予防、メンタルヘルスの維持・向上、さらには持続可能な社会の実現にも重要な役割を果たします。こうした社会的要請が高まる中、本学会には質の高い研究成果の創出と社会への発信がこれまで以上に求められています。研究者、実務家、行政関係者が連携しながら、学術と実践をつなぐ場として、本学会の役割を一層高めていきたいと考えています。

こうした学会活動を支えているのが各種委員会です。新体制の委員会構成を検討するにあたり、私が特に重視したことは、①若手研究者の登用、②多様な視点を反映するための配慮、③会員の主体的な学会運営への参画、の3点です。

本学会は従前より、若手研究者が学会運営に深く関与しており、私自身も30代から学会役員を務めさせていただきました。近年も若手研究者の登用は進んでいますが、さらにその取り組みを推進することで、本学会の魅力が一層高まるものと考えています。

多様な視点を学会運営に反映させるため、委員の選任にあたっては、専門性や経験を重視しながら、ジェンダーバランスを含めた多様性にも配慮しました。さらに、新たな委員の選定にあたり、立候補制度を導入いたしました。この取り組みにより、従来の役員からの推薦に加え、自ら学会運営に関わる意思を持つ会員にも広く機会を提供したいと考えています。

新理事長として、新しい役員体制を考えるにあたり、副理事長には甲斐裕子先生(明治安田厚生事業団体力医学研究所)と鎌田真光先生(東京大学)にご就任いただき、顧問の先生方をはじめ、多くの役員の先生方からご助言をいただきながら新体制を整えてまいりました。

今後も役員の先生方からのご意見を踏まえながら、学会運営に取り組んでまいります。会員のみなさまにおかれましても、ご意見やご提案がありましたらぜひお寄せいただければ幸いです。

会員のみなさまとともに本学会のさらなる発展に努めてまいりますので、引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

20261015

筑波大学体育系
 中田 由夫

日本運動疫学会とは

現代社会において、技術革新に起因するライフスタイルの変化により、世界中の人々に身体活動の低下が蔓延しています。世界保健機関や厚生労働省、文部科学省をはじめ地域・職域、学術団体などがこの問題に取り組んでいますが、一筋縄では解決できない複雑な課題が残されています。
日本運動疫学会は、学術総会や運動疫学セミナー、分野横断型勉強会の開催、学会誌の発行、プロジェクト研究の募集、公式声明の公表、ニュースレターの発行など様々な活動を通じて、会員相互の交流の活性化や社会への情報発信を行い、学術の進展と国民の身体活動促進に資する活動を行っています。

日本運動疫学会設立趣意書

現代において、運動や身体活動の不足は主要な死亡原因である非感染性疾患(Non-communicable Diseases)の罹患や老化あるいはQOLの低下に関する重大な危険因子であることが、これまでの運動疫学研究によって明らかになってきました。今後はこれまでの運動疫学研究の成果を踏まえ、より多くの人々が運動や身体活動の不足を未然に防ぐとともに、今まで以上に運動や身体活動を促進することが求められます。
そのような状況を踏まえ、世界保健機関は「健康のための身体活動に関する国際勧告(Global Recommendations on Physical Activity for Health, 2010)」を発表し、非感染性疾患を予防するために必要な身体活動の頻度、継続時間、強度、種類、および総身体活動量などを詳細に示しています。そして、この勧告では身体活動の普及啓発や非感染性疾患の予防に関する世界的な働きかけの必要性を強く指摘しています。また、これに連動して、国際身体活動公衆衛生会議(International Congress on Physical Activity and Public Health, 2010)において「身体活動のトロント憲章」を採択し、運動や身体活動の不足を解消し、今まで以上に運動や身体活動を促進することを世界的規模で呼びかけています。

このような運動および身体活動と公衆衛生に関する国際状況を踏まえ、我が国では2013年から第4次国民健康づくり対策(健康日本21(第二次))がスタートするとともに、「健康づくりのための身体活動基準2013・身体活動指針(アクティブガイド)」が策定されました。これらの政策や指針の策定や改定が数多くの運動疫学研究の成果に基づいてなされていることから、今後運動疫学研究に対する期待がますます高まるものと考えられます。特に今後は、身体活動の不足や座位行動と健康障害に関する研究など、より幅の広い運動疫学研究が求められると考えられます。そして何よりも、それらの研究成果を疾病予防・健康の維持増進・老化予防といった現代の公衆衛生上の最大課題の解決につなげるためのポピュレーション・アプローチに関する研究や活動が極めて重要となります。

以上のような国内・外の運動疫学分野の状況を踏まえ、これまでの「運動疫学研究会」は以下の目的を達成するために発展的に解散し、新たに「日本運動疫学会」を設立します。その目的としては、第一に、我が国における運動および身体活動と健康に関連する研究をさらに発展させます。第二に、運動疫学研究者の育成環境および支援環境を充実させます。第三に、これらの研究成果を社会に還元するために、運動および身体活動の促進に対する包括的な国家政策の策定および行動計画の実施を積極的に支援します。第四に、日本体力医学会や日本公衆衛生学会などの関連学会との連携を密にして、健康関連分野のみならず、スポーツ・交通・都市計画分野などの行政機関、研究機関といった多くの関係者とのネットワークを構築し、国民の身体活動促進のための活動に寄与します。

2013年10月1日

利益相反

産学連携にかかる疫学研究活動において、社会的責任と高度な倫理性が要求されていることに鑑み、「日本運動疫学会 利益相反(COI)に関する指針」を策定いたします。本指針の目的は、本学会が会員などのCOI状態を適切にマネジメントすることにより、研究成果の発表やそれらの普及・啓発などの活動を中立性と公明性を維持した状態で適正に推進させ、本学会の社会的責務を果たすことにあります。本学会の各種事業に参加し業務を遂行したり発表したりする場合は、指針および細則の内容をご確認いただき、COI状態について開示のご対応をよろしくお願い申し上げます。

  ・利益相反(COI)に関する指針 [ PDF ]
  ・利益相反(COI)に関する指針の細則 [ PDF ]

  【様式】
  ・COI自己申告書 [ PDF ] [ Word ]

役員

各種委員会

役員

理事長

中田 由夫

筑波大学

副理事長

甲斐 裕子

明治安田厚生事業団体力医学研究所

鎌田 真光

東京大学

理事

阿部 巧

明治大学

天笠 志保

京都大学

石井 香織

早稲田大学

井上 茂

東京医科大学

岡 浩⼀朗

早稲田大学

岡田 真平

身体教育医学研究所

⼩熊 祐⼦

慶應義塾大学

川上 諒子

明治安田厚生事業団体力医学研究所

菊池 宏幸

東京医科大学

喜屋武 享

琉球大学

齋藤 義信

日本体育大学

笹井 浩行

東京都健康長寿医療センター研究所

重松 良祐

中京大学

柴田 愛

筑波大学

武田 典子

工学院大学

田島 敬之

東京都立大学

辻 ⼤⼠

筑波大学

難波 秀行

大阪大学

原田 和弘

神戸大学

本田 貴紀

放射線影響研究所

門間 陽樹

医薬基盤・健康・栄養研究所

山北 満哉

山梨県立大学

丸藤 祐⼦

駿河台大学

監事

安藤 ⼤輔

山梨大学

⼩野 玲

国立長寿医療研究センター

顧問

顧問

北畠 義典

埼玉県立大学

久保⽥ 晃⽣

東海大学

澤田 亨

早稲田大学

田中 茂穂

日本栄養大学

名誉会員

名誉会員

荒尾 孝

明治安田厚生事業団体力医学研究所

種田 行男

中京大学

川久保 清

共立女子大学

熊谷 秋三

九州大学

佐々木 英夫

広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター

下光 輝一

健康・体力づくり事業財団

内藤 義彦

武庫川女子大学

編集委員会

委員長

門間 陽樹

医薬基盤・健康・栄養研究所

副委員長

阿部 巧

明治大学

副委員長

笹井 浩行

東京都健康長寿医療センター研究所

委員

江尻 愛美

東京都健康長寿医療センター研究所

大石 寛

佐賀大学

大須賀 洋祐

芝浦工業大学

甲斐 裕子

明治安田厚生事業団体力医学研究所

北濃 成樹

明治安田厚生事業団体力医学研究所

木村 鷹介

東洋大学

染谷 由希

順天堂大学

谷出 敦子

東京都健康長寿医療センター研究所

松﨑 英章

九州栄養福祉大学

山北 満哉

山梨県立大学

学術委員会

委員長

辻󠄀 大士

筑波大学

副委員長

金居 督之

金沢大学

委員

稲益 大悟

しずおか健康長寿財団

江尻 愛美

東京都健康長寿医療センター研究所

大石 寛

佐賀大学

黒澤 彩

立教大学

桑原 恵介

横浜市立大学

香村 恵介

名城大学

中潟 崇

医薬基盤・健康・栄養研究所

長澤 康弘

帝京平成大学

本田 貴紀

放射線影響研究所

三ツ橋 利彩

立命館大学

セミナー委員会

委員長

田島 敬之

東京都立大学

副委員長

木村 鷹介

東洋大学

副委員長

門間 陽樹

医薬基盤・健康・栄養研究所

委員

岡 浩一朗

早稲田大学

菊池 宏幸

東京医科大学

清原 康介

大妻女子大学

笹井 浩行

東京都健康長寿医療センター研究所

染谷 由希

順天堂大学

根本 裕太

神奈川県立保健福祉大学

平田 昂大

九州共立大学

宮本 瑠美

東海大学

総務委員会

委員長

石井 香織

早稲田大学

副委員長

小﨑 恵生

筑波大学

委員

丸藤 祐子

駿河台大学

柴田 愛

筑波大学

吉越 駿

筑波大学

公式声明委員会

委員長

丸藤 祐子

駿河台大学

副委員長

川上 諒子

明治安田厚生事業団体力医学研究所

副委員長

中潟 崇

医薬基盤・健康・栄養研究所

委員

上村 一貴

大阪公立大学

佐藤 真治

帝京大学

長阪 裕子

東京工学院専門学校

原田 和弘

神戸大学

町田 征己

東京医科大学

宮脇 梨奈

明治大学

プロジェクト研究委員会

委員長

武田 典子

工学院大学

副委員長

城所 哲弘

日本体育大学

副委員長

中村 学

明治安田厚生事業団体力医学研究所

委員

小熊 祐子

慶應義塾大学

齋藤 義信

日本体育大学

根本 裕太

神奈川県立保健福祉大学

細川 佳能

東洋大学

真辺 智規

慶應義塾大学

宮本 瑠美

東海大学

広報委員会

委員長

天笠 志保

京都大学

副委員長

本田 貴紀

放射線影響研究所

委員

片岡 葵

神戸大学

川上 諒子

明治安田厚生事業団体力医学研究所

鳥谷 匠

慶応義塾大学

中村 学

明治安田厚生事業団体力医学研究所

難波 秀行

大阪大学

堀口 康太

帝京大学

渉外委員会

委員長

喜屋武 享

琉球大学

副委員長

阿部 巧

明治大学

委員

天笠 志保

京都大学

井上 茂

東京医科大学

小熊 祐子

慶應義塾大学

金居 督之

金沢大学

桑原 恵介

横浜市立大学

柴田 愛

筑波大学

杉山 岳巳

Swinburne University of Technology

高橋 美咲

帝京大学大学院

武田 典子

工学院大学

真辺 智規

慶應義塾大学

事務局

事務局長

小﨑 恵生

筑波大学

副事務局長

吉越 駿

筑波大学

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